【訃報】 ドラッキーちゃん逝去のお知らせ

当社設立以前から愛猫としてその愛くるしさを振りまいてきた駒林ドラッキーちゃんが、去る2022年3月18日(金)に6歳にて逝去致しました。ここに生前のドラちゃんを可愛がって頂いたことを深く感謝すると共に、謹んでお知らせ致します。

『ドラネコシアター リプライズ』やBEEPの景品カードでドラちゃんを描いて頂いた餅月あんこ先生、そして『ドカフリ』に埋め込まれた写真を見て頂いたみなさまなど、ドラちゃんを認識して頂いた様々な方へ改めましてお礼申し上げます。

ドラちゃんが生きた証をこのサーバーある限り残していきたいと思います。

ワンダーフェスティバル2022冬で開催された井上淳哉先生サイン会に協力しました

RCベルグ様の依頼で、ワンダーフェスティバル2022冬にて『エスプレイド』の生みの親である井上淳哉先生のサイン会を行う運びとなりました。2018年~2019年に『エスプレイドΨ』を開発していたご縁でこうしてお仕事を頂きありがたい限りです。

弊社は井上先生のスケジュール調整、サイン会の企画、プレスリリースの作成、当日のオペレーション全般を担当しました。

こういったご時世にも関わらず会場までお越し頂いた皆様、ご依頼頂いたRCベルグ様、そして快くご対応頂いた井上先生へ、この場にて恐縮ですが深くお礼申し上げます。

タイトー 『ナイトストライカー』 のJAMMA変換ハーネス作成

『ナイトストライカー』のJAMMA変換ハーネスの作成依頼が来たので作成しました。

ひげねこ堂さんがアップされている配線図を見ながら配線すれば大丈夫ですが、実際に作った上でメモしたことをこちらにも記しておきます。
※テスターで導通を確認して配線してください。また全て自己責任でお願いします。

・アナログレバー
安くて配線が楽だと判断したので、15pin2列のゲームポート端子を搭載しているアナログジョイスティック(今回はELECOMのJC-800)を使用しました。レバーを分解し、配列を調べて以下に配線します。

<基板>  <ゲームポート端子>
1P AD(X)  →  3(Ax)
1P AD(Y)  →  6(Ay)
1P TRIGGER → 2(A1)
GND    →  4(GND)
+5V    →  1(Vcc)

※1P SHOT、COIN、STARTはJAMMA側に配線
※SERVICEは面セレクトの裏技に使うのでJAMMAの2P STARTに配線

またアナログ信号部分に繋がっているボリュームは入力と+5Vしか繋がっていないので、空いている端子にGNDを配線しています。実際にゲームを遊んでみて、入力方向と自機の移動が逆なら+5VとGNDを入れ替えます。

1P ADJ(X)と+5VとGND、1P ADJ(Y)と+5VとGNDをそれぞれボリュームに接続します。JC-800側とこのボリュームの両方でキャリブレーションを行う事ができますので、移動に関しては大分調整しやすいと思います。

・その他いろいろ

タイトー基板でおなじみHコネクタは現在秋葉原では買えないので、モノタロウで10個入りを注文しました。そして音声はSPEAKER LとSPEAKER RをそれぞれRCA端子に配線(今回は延長ケーブルでスピーカーまで接続した)、映像の5pin(Vコネクタ)はジョイスティック用ハーネスが余っていたのでそれを流用しました。

オルカ 『リバーパトロール』の修理 x2

「オルカの何か」として『リバーパトロール』の基板をお預かりしました。

コンデンサ(16V470μF)がもげており、何らかの衝撃があったものと思われます。JAMMA変換ハーネスを作成し、もげたコンデンサを25V470μFのものと交換すれば動く・・・と思ったら、そうは問屋が卸さず起動しませんでした。

交換したコンデンサの液漏れが激しかったので、下ボードとコネクタ付近のコンデンサ(16V100μF)を25V100μFのものへと交換したところ、起動するようになりました。 数もそこまで無かったので、ついでに残りも全交換して作業完了です。

【作業内容】
・JAMMA変換ハーネス作成
・コンデンサ全交換

もう1枚海外から未チェック品として購入した『リバーパトロール』も同時期に届いたので見ていきます。先ほどの基板と比べると上ボードが違いスッカスカなので、おそらくはオルカ版『クレイジーコング』の流用ではないかと思います。

泥だらけ錆だらけソケット一部破損とかなりの状態だったので、ママレモンで一度洗いました。ひしゃげていたソケットを交換した上で通電すると、1枚目と同じ画面が出て起動しません。前例に倣い怪しかったコンデンサを交換すると起動しました。ただ一部スプライトに色が付いていない不具合が起きています。

写真では溺れている人に色が付いていませんが、他にもドラム缶やワニも真っ白になっています。色々見ていくと5E,5Fの2115周りがスプライト関連なので、その近辺の波形を見ていきます。

お隣にある5D(93422PC)の波形が明らかにおかしかったので、チェック機で調べると予想通り「RAM IC: ! BAD !」の文字が出ました。

ということで、注文した新品の93422PCへと交換。

交換するとスプライトに色が付きました。念のため残りのコンデンサも交換して修理完了です。

【作業内容】
・『リバーパトロール』輸入
・基板洗浄
・ソケット交換
・JAMMA変換ハーネス作成
・コンデンサ全交換
・5D(93422PC) 交換