データイースト 『ミッドナイトレジスタンス』の修理 (2枚目)

国内版『ミッドナイトレジスタンス』の基板です。『ミッドナイトレジスタンス』の基板を見るのは2回目です。

起動時に音が小さかったので、一番大きいコンデンサ(35V470μF)を外してみたら液漏れしていました。新品のコンデンサに交換しておきます。先日直した『シークレットエージェント』もですが、この時代のデコ基板は一番大きいサウンドコンデンサがやたら抜けている気がします。

遊んでみると1P側のループレバーの入力を取りこぼすことが多々ありました。これではゲームにならないので、まず状況を切り分けていきます。

2P側はちゃんと回した分だけ反応があるので、ループレバーは故障していないということになります。

1Pのループレバーコネクタの波形を見てみると(10)だけ信号が落ちています。2P側は信号が落ちていないので、ここがおかしいのは確定でしょう。

コネクタの先の波形が浮いていました。見た限り導通しているようですが、パターンが切れていると考えられます。

再ハンダしても導通しなかったのでジャンパさせます。

左右にグルグル回してみましたが、正常に動作するようになりました。このコネクタだけ交換されていたので、前に持っていた方が修理を試みたのかもしれません。

最後まで問題なく遊べましたので、これで修理完了とします。そういえば買った時からループレバーの動作がおかしかったので、もう1枚で遊んでいたことを思い出しました。

【作業内容】
・コンデンサ(35V470μF)交換
・パターン切れ修復

データイースト 『シークレットエージェント』の修理

『ローリングサンダー』を直したら、デコ版『ローリングサンダー』とも言える『シークレットエージェント』が遊びたくなったので引っ張り出してきました。

全く音が出ません。過去に直した『ファイティングファンタジー』『スタジアムヒーロー』と同じく、しばらく放置してると音が出るようになりました。また一番大きいコンデンサが抜けているのでしょう。

試しに外してみると液漏れの跡もありました。

清掃して新品の25V470μFのコンデンサを取り付けます。

問題なく音も出ています。『ジェームスボンド』のパロディに加えて、カルノフやチェルノブに加えて大統領にロボコップというデコキャラ(?)も登場するのでお得な感じです。

ジョーズとオッドジョブのそっくりさんが出る、主人公の造形がアジア人っぽいというだけですが、『007』のパロディ映画である『皇帝密使』らしさを感じます。『皇帝密使』のキービジュは松下進で、サミュエルがスケボーに乗ってるので、あれはあれでハドソンのゲームっぽい雰囲気。

【作業内容】
・コンデンサ(25V470μF)交換

Nintendo Switchパッケージ版『超翼戦騎エスティーク』販促B2ポスタープレゼントフェア

Nintendo Switchパッケージ版『超翼戦騎エスティーク』B2ポスターは、秋葉原Heyさまの2F中央でのみ配布中です。しかしながら先日一度に100枚以上持っていかれる衝撃事件が発生したことを踏まえ、以下の要項を添えてメールを送って頂いた先着30名の方へ郵送対応します。

上限に達したため終了しました。秋葉原Heyさまでは引き続き在庫限り配布中です。

画像の説明文が小さいかもしれないので、テキストでも書いておきます。

メールの題名を 販促B2ポスター発送希望 とし、以下の①~③を添えて komabayashi @ cathuitrading .com (スパム対策でスペース空けてます)までメールをお送りください。先着で販促B2ポスターを箱に入れて折らずにお送りします。内容不備は対象外となります。

①Nintendo Switch『超翼戦騎エスティーク』限定版の予約が確認できる画像
②ポスターの発送先
 郵便番号、住所(日本国内のみ有効)、氏名、電話番号(着払い希望者のみ)
③希望発送形態
 定形外郵便(送料弊社負担・補償なし) ・ 宅急便(着払い・補償あり)


Nintendo Switch版『ハイパー・ユーフォリア』の購入が確認できる画像をメールに同封頂いた方へは、画像右の別デザインのB2ポスターとエスティークイラスト入りビニール袋を追加でお送りします。

秋葉原Heyさまでは特に条件もなく同ポスターを配布中です。より多くの方にお届けするため、首都圏近郊にお住まいの方は応募をご遠慮ください。お預かりした個人情報は本ポスターの発送業務にのみ使用致します。

データイースト 『ウルフファング』の修理

焦げ臭い『ウルフファング』の基板です。臭いの元を調べていると入力周りのカスタム「RCDM-L1」が焦げていました。

取り外してみると焦げている部分が一目瞭然です。リプロ品を注文して交換する形で進めました。

取り外したパーツの周りを綺麗にした上で、届いたリプロ品を取り付けます。

立ち上げたところ、特に異音や焦げた臭いもありませんでした。

焦げたカスタムは1Pの入力部分を司っていましたが、特に問題なくゲームが進められました。4面までプレイして、特に問題は見当たらなかったのでこれで修理完了とします。せっかくだから書いておきますと、グレネード、アイアンクロー、二足の王牙を使ってます。

【作業内容】
・RCDM-L1をリプロ品に交換

日本物産 『クレイジークライマー』の修理

『クレイジークライマー』の純正基板です。ホコリだらけだったので豚毛の刷毛でざっくり掃除しました。

ゴチャっとした画面が出るだけで、起動はしていません。

こういう時はZ80の(6)CLK、(24)WAIT、(26)RESETをチェックするのですが、文字通りブラックボックスに入っています。オシロで直接Z80に触れられないので、回路図を元にそれぞれの信号に繋がっているICをチェックしましたが問題なし。

プログラムを動かしているSRAMは5Aと5BのMB8114NL(=2114)です。

2114のアドレス部分をチェックしていると(1)=AB6の信号が浮いています。正しいアドレス信号がSRAMに入ってないから起動していないのであろう、と予想できます。

5Cの74LS367(3)から2114に信号が行っていますが、手前の(2)の波形は正常に出ているので、 5Cの74LS367は壊れていると考えられます。

わざわざ外してチェックする必要もないので、今回はニッパーでICの脚を切り落とした上で交換しました。

無事に起動しましたが、声やSEという『クレイジークライマー』の大切な要素が全く再生されません。

回路図のサウンド部分を見ると、8PのLM3900に集約されているようです。LM3900は『スペースインベーダー』のサウンド部分でも使われている非常に壊れやすいICです。オーディオプローブで調べたところ、全く音声が出ていませんでした。

念のためソケット化した上で交換しました。

3面まで問題なく遊べたので、これで修理完了とします。ツインレバーのゲームなので、しっかり遊ぶには4方向で横並びになっていないと難しいですね。

【作業内容】
・74LS367交換
・LM3900交換

セイブ開発 『雷電II』(北米版)の修理

北米版『雷電II』の基板です。

立ち上がって絵は出る、クレジットも入るけど、この画面で止まるという症状です。

プログラムがどこかでエラーを起こしてフリーズしているのだろうと判断し、EPROMの波形を見てみると、確かにアドレスもデータも正常に出ていませんでした。

表面実装のカスタムであるSEI360にも繋がっていましたが、最初は起動するのでカスタムではない。そうなるとメインのSRAMではないかと判断したので、プログラムROMの横にあるU021/022/027/028の4つを取り外してチェックします。

1個死んでました。300milの62256はCPS1からも取れるはずですが、全然速度が違う(『雷電II』は20ns)ので注文します。

20nsではなく15ns(早い分には大丈夫でしょう)の62256が安く買えたので、ソケット化した上で取り付けます。

起動しました。画面に出ているFABTEKはTADやセイブ開発の北米におけるデストリビューターですが、最近はイベント向け筐体のレンタル会社として復活したっぽいです。

2面まで行って、その後1時間放置しましたが、特に問題なさそうなのでこれで修理完了とします。あっさり直ったのはいいけど、本当に難易度が高くてつらい。

【作業内容】
・62256交換

カプコン 『ラッシュ&クラッシュ』の修理

預かり物の『ラッシュ&クラッシュ』の基板です。

スプライトが一切出ていません。

下ボードのSRAM周りを見てみると、2KのSRAMが物理的に破損しています。まずここを交換すべきでしょう。

半分出るようになりました。半分ということは、このSRAMがラインバッファ周りであり、もう1個のSRAMもチェックすべきだと推測します。ラインバッファ周りといえば、以前見た『サイドアーム』の修理と同じです。

3KのSRAMも物理的に壊れていました。何かここに大きな衝撃が行ったのでしょうが、どうしてこうなったのかは想像つきません。

もう1つのSRAMも交換すると正常に出るようになりました。

1時間通電した上で、何度か遊んだ限り問題がなかったので、これで修理完了とします。普通にやっても厳しいゲームですが、横画面で遊ぶと厳しさもまた倍増。

【作業内容】
・SRAM交換x2

ナムコ 『ギャラクシアン』(C)の修理 (2枚目)

またしても『ギャラクシアン』のコピー基板です。前回見たものとは作りが違います。44pin、2枚に折れている、プログラムROMはサブボードという一番良く見るタイプでしょうか。

ハーネスを作って(ビデオ周りが部品面と半田面で逆だった)立ち上げるとこの画面で止まります。

Z80(26)のRESETが上下にパタパタしているので、まあこれが原因でしょう。

6Tの74393からRESET信号が来ているので交換してみても変化なし。

Z80そのものが壊れている可能性もあるので、交換してみたところ先に進みました。『ギャラクシアン』にもチェックROMがあったので活用していきます。

プログラムRAMがダメなようです。

プログラムRAMはサブボードの下にあるので、サブボードを取り外そうと思ったらソケットが壊れました。RAMは写真の下に2個並んでいる2114がそれです。

ソケット化されているので両方チェックしましたが、壊れていたのは7Nの2114のみでした。

ソケットを交換してサブボードを取り付けましたが、今度はROMエラーが出ました。やっぱりサブボードのままで運用するのは良くないのでしょう。たまにプログラムROM5個分のソケットが基板に付いているコピー基板を見ますが、あっちの方がいいですね。

前回同様にサブボード不要のROMを作って対応します。

一応箇条書きで再掲
・最初の4つを吸ってコマンドプロンプトで結合。2764にまとめて7Hに挿す
・最後の1個を7Lに挿す
・2764のA12(2)を7D(5)、A11(23)を7D(3)、/CE(20)を8E(12)へ脚を浮かせてジャンパ
・VCCは(1)(28)(27)(26)をまとめる

安定して立ち上がるようになりましたが、クレジット音やゲーム開始音がガビガビになっています。ミッドウェイ版の回路図では「AUDIO」と書かれているのがそれなので、オーディオプローブで遡って調べてみます。

R52/R50/R49/R51の時点で音がガビガビなので、それより上流に原因があるはずです。4066は交換しても変わらず、6Tの74393はウォッチドッグ関連で交換したので、残りは9Jの74273(ソケット化されてた)と8K/9Kの74161です。

9Jの74273は交換しても変わらなかったので、直付けされている8Kか9Kの74161が原因でしょう。両方変えてみたのですが、9Kはハズレで8Kを変えたら音が正常になりました。

聴き慣れた音になりました。『ヤットデタマン』第38話「ダイナマイトバンバン!」で大巨神のコンピューターから流れる音声が、『ギャラクシアン』のイントロBGMからのエイリアン待機音だったのでメモしておきます。「99.9%の確率でハッタリです」っていうシーン。

『ギャラクシアン』のコピー基板には珍しく鉄のケースに入っていました。一通りの確認を行った上で、元に戻して修理完了です。

【作業内容】
・JAMMA変換ハーネス作成
・Z80交換
・2114交換
・2716×4のプログラムROMを2764にまとめた
・74161交換

コナミ 『T.M.N.T. タートルズインタイム』の修理 

起動しない『T.M.N.T. タートルズインタイム』の基板です。初代は『スーパー亀忍者』として出ましたが、続編である今作は日本未発売です。

「ROM RAM CHECK」の画面で止まります。この後各ROMとRAMがOKかどうかを返すので、それより前で止まってると考えるのが順当なはずです。

メインプログラムのSRAMは無罪、プログラムROMも異常なし、68000もソケット化して交換してみましたが症状は変化せず=異常なしでした。

サウンドのSRAMにプローブを当てたら起動するようになりました。ただ再起動すると「ROM RAM CHECK」に戻るので、サウンド周りが怪しいというところまで特定できたはずです。

サウンド用のZ80Eは異常なしと出ていますが、サウンドROMは異常なし、SRAMはすでに交換済みなのでここ以外疑いようがありません。

Z80E(8MHz)が付いてましたが、すぐ横のクリスタルは3.5795MHzなのでそれより下のZ80で大丈夫でしょう。手元にZ80B(6MHz)があったので、Z80Bにしました。

安定して立ち上がるようになりました。いつものテーマ曲ではない歌が流れています。

4面まで遊んで問題が無かったので、これで修理完了のはずです。

どこかのカットでエイプリルが可愛く描けてるのを見た気がするんですが、この修理日記を書いている今はどのタイトルか思い出せない。さらに関係ないけど日本人がアメコミキャラを描いたら超美人の頂点は『X-MEN COTA』のサイロック。

【作業内容】
・Z80交換
・サウンドのSRAM交換(多分不要)