ニューアストロシティ用電源「400-5198-01」の修理

型番「400-5198-01」、中の基板は「SJ25-0215-02 1/2」をまとめて直したので、そのメモ書きです。古いものだけに30年も経つと色々と故障も出てきているのでしょう。

5Vが出なくなる、具体的にはボリュームをMAXにしても5.00Vにならないだけならコンデンサ交換で直ると思いますが、今回預かった電源は他にも不具合があったので本稿にまとめてみました。電源部分の修理は危険な場合があります。当たり前ですが自己責任でお願いします。これを参考に何をしようとこちらは一切の責任を負いません。

まず以下のコンデンサを用意します。

C1050V 0.47μF
C1110V 4700μF
C1210V 4700μF
C1310V 4700μF
C1410V 4700μF
C1835V 1000μF
C1935V 1000μF
C2016V 470μF
C2225V 47μF
C2350V 3.3μF

コンデンサが届いたら一通り交換します。この写真みたいにコンデンサが液漏れして中身がグズグズになっている場合もありますが、そういう場合は無水エタノールやフラックスクリーナー(スプレータイプ)を使って表面と裏面を綺麗にしてください。

次はメガネケーブルとVHコネクタ5ピンを改造して、基板に100Vを流し込めるにします。最初の写真だと右側のコネクタがそれです。

通電して5V(ボリュームを回すことで電圧が変わるかどうかもチェック)と12Vと-5vがちゃんと出ていたらそれで修理完了でしょう。どこにどの電圧が来ているかは、この画像を参考にしてください。

ここから先は不具合が出た時の解決方法です。100%それで解決するって訳でもないので、条件の切り分けくらいにお考えください。一番デカいコンデンサは早々抜ける物ではないのでそのままにしました。そこまで高い物でもないので、交換したい方は交換してもいいでしょう。レギュレータ類は今回は故障していませんでした。

・-5Vがちゃんと出ない
IC3:78L05を交換

・12Vが13.8Vも出た
D8のダイオードをチェック。取り外したら12.0Vが出たので1N4148に交換

・12Vが全く出ない
・5Vが4.0~4.2Vくらいまでしか出ない
D7のダイオードが導通。取り外したら5.0Vが出た。1N5822Gへと交換したところ12Vも正常に出た。

・ボリュームがクルクル回る
おそらくコンデンサ液漏れによる腐食。1kΩのボリュームへと交換。

最後にレギュレーター用ヒートシンクにグリスを塗り、組み上げて再度動作チェックをすれば終了です。コネクタに接点洗浄剤を吹いて何度か抜き差しすればより良いでしょう。

コナミ 『ハイパーオリンピック』の修理

起動しないからと預かった『ハイパーオリンピック』の基板です。起動しないオールドコナミ基板は去年直した『ロードファイター』以来だと思います。

確かに起動していません。波形を調べるとリセット信号が上下に出ていました。

基板を見てみるとパターン切れへの補修がありました。条件の切り分けも兼ねて、導通確認と裏面へのジャンパをしようと思います。

パターンはSRAMの下を通っていましたので外してみました。ついでにこのSRAMはメインプログラムのものだったので、チェックするも異常はありません。

起動しない→プログラムが怪しい…ということで、CPU付近のTTLを調べていると4Cの74LS244の出力信号が浮いています。

どう考えても怪しいので交換しました。

起動するようになりました。スプライトは正常に出ていますが、背景の表示がおかしくなっています。

背景ROMはD10からD12の間に格納されているので、その周辺のTTLを調べてみます。すると14Gの74LS273の入力の波形がたまに浮いています。

出力元を調べるとEPROMでした。EPROMは問題なかったので、そうなるといつものソケット不良となります。

背景ROMに使われている片側ソケットを3つ全て交換しました。

グラフィックの不具合は直りました。まだハイスコア部分の表示が壊れていますが、これは電池絡みのはずです。

スコアを保存したいとかでもなければ、起動には関係ないので電池は外しても問題ないかと思います。

DIPスイッチ2-5をONにするとスコアが初期化されます。これはこれで毎回世界新記録を出せるので、いいのではないでしょうか。

コナミハーネスなのでレバーの左右で遊ぶ必要がありましたが、棒高跳びまでは行けました。特にキャラが化けるとか途中で止まるなどといったことも無かったので、これで修理完了とします。カスタムがTTLに展開されているのはいいのですが、それが直付けなのがかなり扱いづらい。

【作業内容】
・74LS244交換
・ソケット交換x3

セイブ開発 『ライデンファイターズ2』の修理

キャラ化けする『ライデンファイターズ2』の基板です。セイブ開発の基板は北米版『雷電II』に続いて2枚目です。動作チェックする為にROMボードのケースは外しています。

確かにキャラ化けしています。「OBJ」と書いてあるROMを触ったりすると症状が変化します。ハンダが浮いているのが原因だと思いますので、軽い衝撃を与えたりして該当ROMを特定します。

OBJ3Bを押しているとキャラ化けが一瞬直ったので、ここを再ハンダしてみました。

大丈夫そうです。

『ライデンファイターズ2』はまともにやったことがなかったので、動画などと見比べつつ3面までチェックしました。キャラ化けらしい横線なども入っていなかったので、多分これで大丈夫だと思います。

翌日になって改めてチェックしてみたところ、また接触不良によるキャラ化けが起きていました。1個だけハンダの付きが甘いというのは考えにくいので、ホットエアーも使ってOBJROM全部6つを一通り再ハンダしてみることにします。

OBJROM部分を再ハンダしたにも関わらず、衝撃を与えるとキャラ化けします。90%くらい大丈夫ですが、あとの10%はキャラ化けするというのも良くないので調べてみます。

スプライトジェネレーターのRISE10をホットエアーも使って再ハンダしました。

衝撃を加えてもキャラ化けは一切発生しなくなりましたので、これで修理完了とします。SPIのサブボードのハンダ不良はよくある話らしいです。

【作業内容】
・OBJROMx6 再ハンダ
・RISE10再ハンダ

アルファ電子 『ザ・高校野球』の修理

『ザ・高校野球』の基板です。『ザ・高校野球』の基板は3枚基板と2枚基板、使用EPROMが2764か27128、プログラムROMが対面プレイ版と横並びのペアプレイ版と、リストアップすると細かい違いが多々あります。

今回は3枚基板、EPROMは2764、対面プレイ版です。3枚基板は以前直した『エクイテス』と同じ基板です。

サウンドボードのPROMとプログラムボードのSRAMがサビサビのボロボロです。まずはここを綺麗にしてから立ち上げようと思います。

裏面の直ハンダも綺麗にしておきました。フラックスは問題なさそうなのでそのままにしておきます。

サウンド部分のPROMは脚が根元から折れたので、手元の82S123を使って焼き直しました。

ソケットもサビサビだったので新品に交換しておきます。

SRAMもソケット共々サビサビだったので、両方とも新品に交換します。

遊んでみると一部ボイス、具体的には「デッドボール」「バッターの交代です」「バッターアウト」を再生した際にノイズ音しか出ません。

他のボイスは再生されるので、サウンドROMの一部が壊れているのだろうと推測できます。

EPR-6699が壊れているようです。

EPR-6699を焼き直しました。

コンテニューして最後まで遊びましたが、問題は見当たりませんでした。

36対26という泥仕合。CPUはかなりの内角を攻めてくるので、積極的に当たりに行って出塁するのがいいと思います。デッドボールを狙うだけ狙い、2ストライクで中央か外角に投げてきたら振りに行くスタイル。

【作業内容】
・直ハンダ除去
・ソケット交換
・PROM(82S123)焼き直し
・SRAM交換
・EPROM焼き直し

SNK 『サファリラリー』の修理

『サファリラリー』の基板です。配線図が同封されていたので、それを元にJAMMA変換ハーネスを作成しました。

グシャっとした画面が出て起動しません。

CPUの8080は波形を見る限り問題なし、プログラムROMは軽く抜き差ししても特に変化無しでした。幸いにもSRAMがソケット化されているので、外して調べてみることにします。

2114が2個も死んでました。あると便利なRAMチェッカー。

IC33とIC34の2114を交換しました。

起動しました。SRAMがソケット化されていたので、かなり楽に起動まで持って行けました。

ゲームは縦にした『ヘッドオン』、以上。音も全部出ているように聞こえます。

味わい深いナイスプレイギャル。

2P側の動作もOK、2時間ほど通電したままでもOKだったので、これで修理完了とします。蛇とライオンを轢いたらランダム?でミスになりますが、たかだか500点と死ってリスクとリターンのバランスが悪すぎる。 ※動物の頭に当たるとミス、胴体はボーナスのようです。

【作業内容】
・JAMMA変換ハーネス作成
・SRAM交換x2

データイースト 『ミッドナイトレジスタンス』の修理 (2枚目)

国内版『ミッドナイトレジスタンス』の基板です。『ミッドナイトレジスタンス』の基板を見るのは2回目です。

起動時に音が小さかったので、一番大きいコンデンサ(35V470μF)を外してみたら液漏れしていました。新品のコンデンサに交換しておきます。先日直した『シークレットエージェント』もですが、この時代のデコ基板は一番大きいサウンドコンデンサがやたら抜けている気がします。

遊んでみると1P側のループレバーの入力を取りこぼすことが多々ありました。これではゲームにならないので、まず状況を切り分けていきます。

2P側はちゃんと回した分だけ反応があるので、ループレバーは故障していないということになります。

1Pのループレバーコネクタの波形を見てみると(10)だけ信号が落ちています。2P側は信号が落ちていないので、ここがおかしいのは確定でしょう。

コネクタの先の波形が浮いていました。見た限り導通しているようですが、パターンが切れていると考えられます。

再ハンダしても導通しなかったのでジャンパさせます。

左右にグルグル回してみましたが、正常に動作するようになりました。このコネクタだけ交換されていたので、前に持っていた方が修理を試みたのかもしれません。

最後まで問題なく遊べましたので、これで修理完了とします。そういえば買った時からループレバーの動作がおかしかったので、もう1枚で遊んでいたことを思い出しました。

【作業内容】
・コンデンサ(35V470μF)交換
・パターン切れ修復

データイースト 『シークレットエージェント』の修理

『ローリングサンダー』を直したら、デコ版『ローリングサンダー』とも言える『シークレットエージェント』が遊びたくなったので引っ張り出してきました。

全く音が出ません。過去に直した『ファイティングファンタジー』や『スタジアムヒーロー』と同じく、しばらく放置してると音が出るようになりました。また一番大きいコンデンサが抜けているのでしょう。

試しに外してみると液漏れの跡もありました。

清掃して新品の25V470μFのコンデンサを取り付けます。

問題なく音も出ています。『ジェームスボンド』のパロディに加えて、カルノフやチェルノブに加えて大統領にロボコップというデコキャラ(?)も登場するのでお得な感じです。

ジョーズとオッドジョブのそっくりさんが出る、主人公の造形がアジア人っぽいというだけですが、『007』のパロディ映画である『皇帝密使』らしさを感じます。『皇帝密使』のキービジュは松下進で、サミュエルがスケボーに乗ってるので、あれはあれでハドソンのゲームっぽい雰囲気。

【作業内容】
・コンデンサ(25V470μF)交換

Nintendo Switchパッケージ版『超翼戦騎エスティーク』販促B2ポスタープレゼントフェア

Nintendo Switchパッケージ版『超翼戦騎エスティーク』B2ポスターは、秋葉原Heyさまの2F中央でのみ配布中です。しかしながら先日一度に100枚以上持っていかれる衝撃事件が発生したことを踏まえ、以下の要項を添えてメールを送って頂いた先着30名の方へ郵送対応します。

上限に達したため終了しました。秋葉原Heyさまでは引き続き在庫限り配布中です。

画像の説明文が小さいかもしれないので、テキストでも書いておきます。

メールの題名を 販促B2ポスター発送希望 とし、以下の①~③を添えて komabayashi @ cathuitrading .com (スパム対策でスペース空けてます)までメールをお送りください。先着で販促B2ポスターを箱に入れて折らずにお送りします。内容不備は対象外となります。

①Nintendo Switch『超翼戦騎エスティーク』限定版の予約が確認できる画像
②ポスターの発送先
 郵便番号、住所(日本国内のみ有効)、氏名、電話番号(着払い希望者のみ)
③希望発送形態
 定形外郵便(送料弊社負担・補償なし) ・ 宅急便(着払い・補償あり)


Nintendo Switch版『ハイパー・ユーフォリア』の購入が確認できる画像をメールに同封頂いた方へは、画像右の別デザインのB2ポスターとエスティークイラスト入りビニール袋を追加でお送りします。

秋葉原Heyさまでは特に条件もなく同ポスターを配布中です。より多くの方にお届けするため、首都圏近郊にお住まいの方は応募をご遠慮ください。お預かりした個人情報は本ポスターの発送業務にのみ使用致します。

データイースト 『ウルフファング』の修理

焦げ臭い『ウルフファング』の基板です。臭いの元を調べていると入力周りのカスタム「RCDM-L1」が焦げていました。

取り外してみると焦げている部分が一目瞭然です。リプロ品を注文して交換する形で進めました。

取り外したパーツの周りを綺麗にした上で、届いたリプロ品を取り付けます。

立ち上げたところ、特に異音や焦げた臭いもありませんでした。

焦げたカスタムは1Pの入力部分を司っていましたが、特に問題なくゲームが進められました。4面までプレイして、特に問題は見当たらなかったのでこれで修理完了とします。せっかくだから書いておきますと、グレネード、アイアンクロー、二足の王牙を使ってます。

【作業内容】
・RCDM-L1をリプロ品に交換

日本物産 『クレイジークライマー』の修理

『クレイジークライマー』の純正基板です。ホコリだらけだったので豚毛の刷毛でざっくり掃除しました。

ゴチャっとした画面が出るだけで、起動はしていません。

こういう時はZ80の(6)CLK、(24)WAIT、(26)RESETをチェックするのですが、文字通りブラックボックスに入っています。オシロで直接Z80に触れられないので、回路図を元にそれぞれの信号に繋がっているICをチェックしましたが問題なし。

プログラムを動かしているSRAMは5Aと5BのMB8114NL(=2114)です。

2114のアドレス部分をチェックしていると(1)=AB6の信号が浮いています。正しいアドレス信号がSRAMに入ってないから起動していないのであろう、と予想できます。

5Cの74LS367(3)から2114に信号が行っていますが、手前の(2)の波形は正常に出ているので、 5Cの74LS367は壊れていると考えられます。

わざわざ外してチェックする必要もないので、今回はニッパーでICの脚を切り落とした上で交換しました。

無事に起動しましたが、声やSEという『クレイジークライマー』の大切な要素が全く再生されません。

回路図のサウンド部分を見ると、8PのLM3900に集約されているようです。LM3900は『スペースインベーダー』のサウンド部分でも使われている非常に壊れやすいICです。オーディオプローブで調べたところ、全く音声が出ていませんでした。

念のためソケット化した上で交換しました。

3面まで問題なく遊べたので、これで修理完了とします。ツインレバーのゲームなので、しっかり遊ぶには4方向で横並びになっていないと難しいですね。

【作業内容】
・74LS367交換
・LM3900交換