任天堂 『パンチアウト!!』の修理

故障した初代『パンチアウト』の基板です。続編の『スーパーパンチアウト』は過去に修理しましたが、初代『パンチアウト』は初めての修理です。

起動時のタイトルロゴと相手ボクサーが2つに分かれています。

3枚で構成されている基板の内、CPUはプログラムとサウンド、VIDEOはプレイヤーと相手ボクサー、BAKは背景とテキスト類のはずです。

取り外して実験してみたところ、この2Rから4UまでのEPROMには相手ボクサーのデータが格納されていました。表示場所がおかしいということはアドレスに問題があると思われるので、回路図を元に上へ上へと遡っていきます。

4Lの74LS174(2)(5)の信号が浮いています。多分他の出力も浮いてたと思いますが、これ以上チェックしたところで意味が無いので無視しました。

悩むことは何もないのでさっさと交換します。

ちゃんとタイトルロゴと相手ボクサーが表示されるようになりました。

1周クリアまで確認しましたが、特に問題は見当たらなかったのでこれで修理完了とします。ピザ・パスタのクリンチはレバーを入れっぱなしで避けられたはずなのに、試していて上手くいかなかったのは基板のバージョン違いなのかどうなのだろうか。

あとこの基板は国内版なので「ガードだガード」「やったー新チャンピオン誕生」と日本語で喋ってくれます。最後になりますが、スペーサーが経年劣化しており、取り外すとバキバキに壊れたので新品に交換しました。

【作業内容】
・74LS174交換
・スペーサー交換

コナミ 『沙羅曼蛇』の修理 (3枚目)

画面の表示が崩れている『沙羅曼蛇』の基板です。何だかんだで前に2枚直し海外版も1枚直したので、これが4枚目の『沙羅曼蛇』です。

写真が上手く撮れなかったので分かりづらくてすみませんが、スコア部分とビックバイパー、オプション、レーザーの表示に問題が見られます。

先日直した海外版でも同様の症状が出ましたが、その時は下ボードDRAMの上にある74LS244を交換したら直りました。このボードは1個交換されていますが、もう一つが交換されていませんので、とりあえず交換してみます。

直ったようです。何か壊れやすい所な気がしますので、スプライトやテキスト類が化けたら交換してみてはいかがでしょうか。

暫く放置した上で1周クリアまでチェックして問題なかったので、これで修理完了でしょう。すぐに直って良かったです。

後日チェックしたら画面が青っぽくなっていました。本当に壊れやすい基板だなあ…。

暫く様子を見ていたら色が元に戻ったり、上下フリップしたりしていたので、接触が怪しいものだと判断されます。

こっち側のフラットケーブルを触ると変化しますので、ここの接触を改善するところからやってみましょう。

上下共に再ハンダしてみました。

フラットケーブルをグニグニ触っても変化がなかったので、これで大丈夫になったようです。

また1周したついでに1時間ほど通電したままでも異常が出ませんでした。今度こそ修理完了でしょう。ついでにスペーサー用のネジ(M3の40mm)が曲がってたから新品に交換して、熱を持つ68000にヒートシンクを付けました。

【作業内容】
・74LS244交換
・フラットケーブルの付け根の再ハンダ
・68000にヒートシンク取り付け

アルファ電子 『国士無双』の修理

アルファ電子のBET麻雀基板である『国士無双』の基板をもう1枚入手しました。既にあるものとはサブボードのコネクタが違っており不思議です。

動作確認済みとありましたが、一部キーが効きませんでした。具体的にはA,E,I,Mとラストチャンス=ゲーム中はセレクトボタンです。

この基板はエッジコネクタとサブボードの2系統から入力を取っています。エッジコネクタ側にあるAの列(A,B,C,D)の内、B,C,Dは反応するので、コネクタ側は問題ないと考えるのが順当でしょう。

そうなるとサブボード側でしょう。取り外すと、コネクタのハンダがクラックしていました。十中八九ここが原因でしょう。フラックスを塗った上で一通り再ハンダしました。

反応しなかったセレクトボタン(実際はラストチャンスボタン)も反応するようになりました。このゲームはCPU相手にもBETできるという変わった仕様が実装されています。

BIGやSMALLも反応したのでこれで大丈夫でしょう。この時のピコピコ鳴るSEが同じアルファ電子の『ハイ・ボルテージ』っぽい。

【作業内容】
・サブボードに再ハンダ

キャットなりゆき年賀状2026プレゼント

今年も1年の感謝を込めて『超翼戦騎エスティーク』『ハイパー・ユーフォリア』合同年賀状2026を応募者全員(国内に限る)へプレゼントします。イラストは小玉さんの描き下ろしです。

こちらの問い合わせフォーム
・郵便番号:
・ご住所:
・お名前:
・「年賀状暮れのお歳暮の係」
の4つを必ず記載してお送りください。たまに郵便番号を書き忘れる方がいますが、調べるのが面倒なので必ずお願いします。

何かコメントを書いた場合は、一言返信したりしなかったりします。応募期間は2025年12月26日23:59まで。この締め切り日でお察しの通り、お正月には届きませんのでご了承ください。 

終了しました。

アルファ電子 『チャンピオンベースボール パート2』の修理 (2枚目)

色のおかしいジャンクとして買った『チャンピオンベースボール パート2』の基板です。前に直したものや、他に持っている基板も全てプログラムROMにサブボードが付いていますが、これは付いていません。

確かに色がおかしいです。動かして気付きましたが、これはPAIR PLAY版であって、ついでにBGMも違いました。

色と言えばPROMなので、ビデオボードのPROMの出力を調べると(11)の出力だけ明らかにおかしいです。

動作品と入れ替えたところ直ったので、82S129Nを焼き直します。

色が正常に出力されるようになりました。

ついでに外された形跡のあるC82のコンデンサ(16V470μF)を取り付けておきます。

一通り遊んでみましたが、特に異常は見当たらなかったのでこれで修理完了とします。読み通りに行ったので良かったです。

【作業内容】
・PROM焼き直し
・コンデンサ交換

東亜プラン 『スラップファイト』(JAMMA版) の再修理

以前直した『スタップファイト』が壊れたということで再修理に取りかかります。

前回見た下ボードはハンダがちゃんと流れてないパーツだらけでしたが、上ボードも同様でした。

気になるので再ハンダしておきます。

このICもちゃんと脚が出ていません。

何があったのかは分かりませんが、取り外して手元の74LS157と交換しておきます。ICのメーカーが極端にバラバラで、ついでにハンダがちゃんと流し込まれてないものが多いので、割と交換されているようです。

『ゲットスター』を直した時にスプライトは上ボードだったので、上ボードのSRAMのアドレス部分を中心に見てましたが、どうにも解決の糸口が見えませんでした。そこで回路図を見ると下ボードの74LS245x2と74LS157x3もスプライト用SRAMのアドレス周りをやっているようです。

下ボードの74LS157は1個先に交換されていますが、2Nと2Pの2つはそのままでした。

試しにピギーバックさせて立ち上げたら直りました。

せっかくなので2個共新品の74LS157に交換しておきます。

2時間ほど通電しっぱなしにしても問題ありませんでした。

入力や背景なども大丈夫そうです。NEWアストロに入れたら1周できたけど、後半はここまで死んだら厳しいゲームだったかなあ・・・。クリアするだけならホーミングミサイル+WINGなしの一択かなと。

【作業内容】
・CPUとTTLの再ハンダ
・74LS157x3 交換

データイースト 『スタジアムヒーロー』の修理

久々に『スタジアムヒーロー』の軽快なサウンドを聴こうと思い立ち上げたところ、音が全く出ませんでした。

オーディオプローブで調べて見るとC69までは音が出ていますが、その先が出ていないようです。

C78のコンデンサから粉が吹いていました。ここはPCM絡みのようなので、交換したからといって音が復活する訳ではありませんでした。

色々とプローブで調べて見たところ急に音量が出るようになりました。どこかのコンデンサの容量抜けだと思われます。

特定するのも面倒なので一通り交換しました。故障パターンとしては『ファイティングファンタジー』の時と同じですね。

翌日立ち上げても音が出たので問題はなさそうです。Tチームのタブタ選手はLチームかドカベンとかのいるマンガチームに入れてやってもいいんじゃないかと思いました。

【作業内容】
・サウンド部分のコンデンサ全交換

セガ 『ピットフォールII』の修理 (2枚目)

故障している『ピットフォールII』の基板です。『ピットフォールII』は前に直しましたが、基板のタイプが違います。

タイトルロゴとスプライト系が一切出ない上に、背景がちょっとずれています。セガロゴはBGなのにタイトルはスプライトなのが不思議な作りです。

スプライトを出しているSRAMの出力を見るとおかしい気がします。

SRAMを一通り外してチェックするも全部問題ありませんでした。EPROMも正常でSRAMも問題ないとなると、その間のどこかを疑ってみることにします。

7425の出力が浮いています。切り飛ばしても良かったのですが、替えのICがないので念のため取り外してチェックしてみることにします。

予想通り壊れていましたので、7425を注文してこの日はお開き。

7425が届いたので交換します。

スプライトが復活した上に、BGのずれも一緒に直っていました。BGのずれは別問題だろうと判断し、7425が届くまでに背景ROMのアドレス周辺を散々調査しましたが、まさか一緒に直るとは思いもしませんでした。

最後まで確認しましたが、問題なさそうだったので修理完了とします。3面から曲が明るくなるのが良い演出だと思います。完全移植の日は来るのでしょうか。

【作業内容】
・7425交換

ナムコ 『パックマン』 の簡易DC改造と修理 (2枚目)

色がおかしくなった純正の『パックマン』です。筐体から取り外したため、簡単なDC改造をしてから立ち上げる必要があります。

確かにスプライトの色周りがおかしいです。

基板の裏面を見るとROM周りのICソケットにハンダを当てた痕が見られました。接触不良が起きたから再ハンダしたのかもしれませんが、この際新品のソケットへと交換してみます。

これで直らないかなーと思いましたがダメだったので、回路図を片手にキャラROMのデータ信号から先を見ていく必要がありそうです。

回路図を見てみると、5JのROMから出たデータ信号は5Bと5Cの74LS194に繋がり、そこから5Aの74LS157へと行っています。

5Aの74LS157にプローブを当てたところ画面が正常になったので、ここが怪しいのは間違いないです。

ということで交換してみます。

問題なさそうです。前回直した時は長時間通電すると故障が再発しましたが、5時間通電したままでも異常が見られなかったので修理完了とします。

【作業内容】
・ICソケット交換 x2
・74LS157交換

コナミ 『沙羅曼蛇』(海外版)の修理

海外版の『沙羅曼蛇』です。『ライフフォース』だけだと2本存在するので、海外版は『ステレオサウンド版』とか呼んでますが皆さんはどう呼んでますか。

立ち上げると色が化けています。

遊んで見ると入力不良もあったので、テストモードで見てみるとご覧の通りでした。

回路図を見てみるとこの007593に色表示のSRAMとTTLがまとまっているようです。色がおかしいというのはアドレス不良ではないかと思いますが、そのTTLも仲良くカスタムの中でやっているので交換してみないとなんとも言えません。カスタムはリプロ品を発注するとして、入力不良から見ていきます。

入力周りはこの辺です。

4Dの74LS253が外されてる痕がありました。高い温度でハンダ吸い取り器を当てたのかなあ・・・。

輸入した『パロディウスだ!』の入力不良が74LS253だったので、これかもしれないと交換してみても変化無し。

やたら死んでいるという話を聞いているフォトカプラを一斉交換してみましたが、こちらも特に変化がありませんでした。

TTLもフォトカプラも無罪である異常、入力信号が繋がっている007325の不良が疑われます。試しに外してみたところ入力が効いたので、このカスタム不良で間違いないでしょう。

リプロ品を取り付けたので、入力周りは完了です。

CPUがメチャメチャ熱かったので、ヒートシンクを取り付けてみました。またカスタムが届くまで時間があったので、EPROMのソケットを交換していきます。

下ボードのタンタルコンデンサが一つ取れていたので取り付けます。しっかりサイズと耐圧が明記されていたので手配するのが楽でした。

そうこうしている間に007593のリプロが届いたので交換したところ、予想通りちゃんとした色が出ました。ただCREDITの部分が化けているのが気になります。

たまに写真のようにキャラ化けが起きますが、基本的は起きない・・・という再現性が低い故障です。

前に『沙羅曼蛇』を直した時は、スプライト系DRAMに繋がっている74LS244がダメでした。オシロを当てる時はキャラ化けが出なかったので、今回は両方とも交換しておきます。

暫く通電したままにしましたが、特に異常も見当たらなくなったので修理完了としました。位置を覚えないと死ぬゲームですが、野心的でオリジナリティに溢れるところは魅力的だと思います。

【作業内容】
・007325のリプロ品取り付け x2
・007593のリプロ品取り付け
・74LS253交換
・フォトカプラ一式交換
・タンタルコンデンサ取り付け
・68000にヒートシンク取り付け
・74LS244交換 x2