セガ 『ペンゴ』 の修理

セガの名作『ペンゴ』の純正基板です。開発はコアランドだそうですが、現在の権利はセガのものです。

キャラ化けしています。

それだけでなくコインを入れてスタートすると、この画面でフリーズした後にリセットします。

キャラに関するROMはEPR-1640とEPR-1695の2個ですのでここから見ていきましょう。吸い出してデータが一致するか調べたところ正常品でした。戻す際に脚を磨いたらフリーズがなくなったので、そこは接触不良が原因だったのでしょう。

触るとキャラ化けの具合が少し変化するので、念のためICソケットを2個交換しました。

回路図を見ていくとEPROMのデータ信号はIC91の74LS194、IC104の74LS157、IC98の74LS194を通るそうです。

今挙げた3つのICの波形をオシロで調べるとIC104の2と6の波形が変です。この波形の先はIC35の74LS08の11でした。パターン切れではなかったので、入力側の12と13の波形を見てみましょう。

入力は2個来ているけど出力が正常ではない模様です。この74LS08が不良とみて間違いないでしょう。

綺麗に外してチェックを掛けるまでもないので、脚を切ってICを交換します。

直りました。たまに起動がこける時がありましたが、プログラム部分のEPROMの脚を磨いて挿し直したら改善しましたので、これで完了とします。

【作業内容】
・ソケット交換x2
・74LS08交換
・EPROMの脚を磨いて挿し直し