オルカ 『リバーパトロール』の修理 (4枚目)

電池の切れた『リバーパトロール』の基板を買ってきました。電池部分をZ80に置き換えて、ROMを過去に直した基板から吸い出したROMに置き換えます。

ROMの番号が間違っていました。左から5,4,3,2,1という並びが正しいです。

並びを直してスイッチオン。「BADROM 7 05」と出ますので、起動しているのは間違いないです。今までと比べて軽傷のはずです。このタイプのボードは動作品が手元にあるので、入れ替えてみます。

上ボードはNG、下ボードは動作品という状況です。とりあえずROMのエラーが出てるので上ボードのROMをオシロで見ていきますと、4(左から2番目)の13,14,15の波形がチラチラしているので接触が悪いのかもしれません。

怪しい箇所をテスターで調べると、導通したりしていなかったりしています。試しにここのROMを外してみると「BADROM 7 00」。このROMが怪しいのは確定でしょう。

ひとまず4の13,14,15から左右へとジャンパさせてみます。

通電すると「BADROM 7 3D」05から3Dとなると数字が増えているので、何らかの改善があったと思います。もう一度オシロでEPROMの波形を見ると15だけ妙に浮いていました。

焼き直したら起動しました。すぐに直って良かったです。

これから2年後、再チェックするも「パターンは導通してるのにジャンパして直ったのはおかしい」と思い見直しました。パターン自体は導通しているのでジャンパを取り外すと、やっぱりROM7のエラーが出ました。

怪しい場所は4なので、取り外してソケットに接点洗浄剤をスプレーしたところ起動しました。ソケットの接触不良だったというオチです。

ソケットを新品に交換しました。

起動が安定しました。若干気になってたので、ちゃんと解決できて良かったです。

【作業内容】
・カスタムCPUをZ80に交換
・プログラムROMx5を電池レス版に焼き直し
パターン修復
・ソケット交換