任天堂 『ドンキーコング』(C)の修理

純正は何度か直していますが、今回はコピー基板の修理です。純正みたいな見た目をしていますが、コネクタの形状が違うのと、Nintendoと印刷されていないという所からコピー基板と判断されます。あとはRGBの反転が基板内でされてました。

「TKG」だけ印刷されているのもコピー基板だと思いますが、あの辺は事後許諾とかあったりするのでどこまでが「純正」かと言われると判断に困る気がしてきました。

ジャンプ音とマリオの歩行音、あとは開始シーケンス時の鉄骨がずれる音が変でした。コピー基板だしなあ…とは思いますが可能な限り見ていきます。

先日直した手元の純正と見比べると、付いているパーツの場所が違いますが、これはアンプを使うかそうじゃないかの差なのでスルーします。

買っておいた回路図があるので見ていきます。

今回はコピー基板ですが、回路は一緒でしょうから活用していきます。

「TANAKA」と書かれているサウンドボードの製図は田中宏和氏によるものなので、任天堂ゲーム音楽の原点みたいなものを感じます。

回路図上だとC48は0.047μFでC49は0.033μFでしたが、この基板だとC49に0.01μFが付いていたので取り外します。このサイズのフィルムコンデンサは無いので注文しました。

回路図上だとトランジスタはC1815とあるが、1点を除いてC1384が付いているのも気になります。動作自体はしていますが、ここはなるべく回路図通りに合わせていきたいと思います。

C49に0.033μFを取り付けました。またC47に4.7μFが付いていたので3.3μFに交換しています。C49を交換したところ、マリオの歩行音が大分純正に近づいてきました。

付いてるコンデンサの容量が違っていたので、抵抗も違うものが付いていておかしいと推測します。回路図を元に1個1個確認していきます。

R5は750Ωでなく150Ω、R8は100kΩでなく10kΩ、R58は43kΩではなく47kΩ、R63は10kΩではなく100Ωが付いていました。

R63を交換したところ、ジャンプ音も純正基板に近しい音が出るようになりました。回路図を見ると確かにジャンプ音の出本に近いところの抵抗でした。

残りの抵抗も交換していきます。

当初に比べると大分オリジナルに近い音が出るようになりました。コピー基板ですし、一旦この辺で調査を打ちきりとします。音のおかしいデッドコピーを持っている人は実装されているコンデンサと抵抗をお確かめください…ってことで終了。

【作業内容】
・フィルムコンデンサ交換 (0.01μF→0.033μF)
・トランジスタ交換x6 (C1384→C1815)
・コンデンサ交換 (4.7μF→3.3μF)
・抵抗交換 (150Ω→750Ω, 10kΩ→100kΩ, 47kΩ→43kΩ, 100Ω→10kΩ)