
電源部分が直付の『ピット&ラン』です。

まずはJAMMA変換ハーネスの作成だと思い、直付部分を取り外しました。タイトーのHコネクタはナムコの映像6pinよりも直付の被害に遭っている気がします。ちなみにまだMonotaROで買えます。

JAMMA変換ハーネスを作りました。12Vと13Vは別ラインなので両方配線した方がいいと思います。

立ち上げるとこの画面で止まります。起動が上手くいってないということでしょうから、真ん中のCPUボードを見てみます。


Z80(6)のCLOCKと(26)のRESETは問題なさそうですが、出力系が浮いているのでZ80そのものが故障している可能性があります。


立ち上がりましたが、クレジット音などのPSG音源から来る音が全く出ていません。


波形が怪しそうなICやPSGそのものを交換しましたが、特に変化はありませんでした。Z80は波形が問題なさそうなのと直付けなので一旦そのままにしておくとして、あとの残りはサウンドROMと2114×2です。
サウンドROMはサビだらけだったので、脚を磨いて戻すも変化なし。ここまでくると直付けされている2114×2だけが疑わしいです。

やはり2114が故障していました。過去にもあったな・・・と思ったら、かなりのジャンクだった『タイムパイロット』(C)の時です。


手元の2114と交換したところPSGのサウンドが鳴りました。遊んだ限りアナログ部分も含め一通りのサウンドが再生されたので、これで修理完了でしょう。
【作業内容】
・直付部分の除去
・JAMMA変換ハーネスの作成
・Z80交換
・2114交換