未チェックの海外版『ワープ&ワープ』を預かりました。動作チェックのためにDC改造をしていきましょう。
今回も元のパーツを生かす形で改造したいと思います。回路図を見た結果、C/3とD/4から+5Vのところにジャンパ、W/19から12Vへ、X/20から-5Vへとジャンパすることにしました。
こうなりました。端の方にある8080は5V,-5V.12Vを使用するCPUです。(11)に-5V、(20)に+5V、(28)に12Vが来ているかテスターで調べてください。
こちらがマニュアルを元に作成した配線図です。2P部分は未チェックですが、多分大丈夫なはずです。SP-はGNDから取ってください。
JAMMA変換ハーネスを作成しました。早速通電してみましょう。
音が出て絵も出ますが、この画面のまま進みません。
原因はこの保護回路でした。取り外しても動くので、取り外してしまいましょう。
問題無く立ち上がりました。発色が薄いのでモニター側の調整が必須です。
入力と出力に問題無く遊ぶことができました。ファイターがスプライトでないところから来る不自由さと8方向レバーで上手く先まで進めませんでした。
余談ですが2023年現在『ワープ&ワープ』の移植を遊ぶとなると選択肢が非常に狭いです。ソードm5版はまず本体の入手からして大変でコントローラも使いづらいので、MSX1版がいいのかもしれません。アーケード版よりも動作が軽快です。
【作業内容】
・DC改造
・JAMMA変換ハーネス作成
・保護回路(無くても動く)取り外し